永遠の泉

ミチルが永遠の泉を見つけるまでの恋愛遍歴と現在のラブストーリー

なれそめ2

セミナーの日

20名ほどの女性がいて

数人と名刺交換をした。


その日わたしから話しかけ、名刺交換をして少しの間話をした数名の女性のなかに泉がいた。


泉は背が高く、女性らしいふんわりパーマだった。新幹線で来て昨日から泊まりだという。


泉がわたしと同じ県出身ということで

その場は話が盛り上がった。


セミナー会場から皆が帰る準備をはじめ

泉は他の受講者とワイワイと会場を出ようとしているところだった。


気になってもう一度挨拶をしようかとも思ったのだけど


わたしは邪魔しないように


そっと会場を後にした。


「縁があれば、また出会える」


わたしの恋愛観を形作るものとして

この感覚はとても大事にしていて


でもいつにも増して

この時この言葉をはっきりと心で感じていた。


この時はまだ

泉と数ヶ月後、恋人になるなど想像もできなかった。




ミチル